奥州・金ケ崎

正法寺所蔵 書画公開 えさし郷土文化館 16日まで企画展【奥州】

正法寺に残る貴重な書画を展示している企画展「描かれたみほとけ」

 奥州市江刺岩谷堂字小名丸のえさし郷土文化館で企画展「描かれたみほとけ」が開かれている。開催中の特別企画展「雅静の美 正法寺の至宝を巡る」(16日まで)の関連で、東北地方の曹洞宗の一大拠点・正法寺(同市水沢黒石町)に豊富に残る図像に特化し展示。宗門を発展させ文化・芸術を牽引(けんいん)した同寺の側面を紹介している。16日まで。

 同寺は1348(貞和4)年開山で、当時は永平寺、総持寺と並ぶ曹洞宗の本山。禅の修行道場として現代に残り、貴重な文物も伝わる。「描かれた―」は、大型観光企画に参加した同寺と足並みをそろえて昨年から開いている特別企画展の拡張展。水墨画や木版画、書など25点を公開している。

 このうち「飛龍観音図」は、安土桃山時代の画僧・雪村の作とされる迫力と精緻さを兼ね備えた作品。「正法寺七不思議」の一つで、この絵の軸を開くと雨が降るとの言い伝えがある。

 「達磨大師・両祖大師画像」は1684(貞享元)年に有力な加賀藩士が寄進したもので、本山・永平寺のある加賀とのつながりがうかがえる。

 同館の野坂晃平学芸員は「禅宗は信仰の中で芸術・文化を高め、わび、さびなど日本的文化の根源もつくってきた」とし、正法寺もその一端を担ってきたと説明する。

 入館料は一般300円など。問い合わせは同館=0197(31)1600=へ。

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