奥州・金ケ崎

ハクチョウ 家族愛捉える 及川さん(金ケ崎)写真展 北上・相去地区交流セ

北上市の新堤で誕生したオオハクチョウの成長記録写真展を開いている及川さん

 北上市相去町の相去地区交流センターで、日本白鳥の会理事で金ケ崎町西根の及川勇治さん(73)によるハクチョウ写真展「白い恋人たち」が開かれている。同市の新堤で2021年5月に誕生したハクチョウの成長記録写真が並び、ほほ笑ましいハクチョウ親子の「家族愛」が見てとれる。

 及川さんは1975年からハクチョウを撮影している大ベテランで、今回で通算115回目の写真展。2021年5月中旬、国内でも珍しい自然繁殖でふ化したオオハクチョウの誕生間もない頃から、22年1月9日までの7カ月余りの期間の78点を出展した。

 生後のひな4羽のかわいらしい姿に始まり、親鳥に守られすくすくと成長し、1、2カ月すると目に見えて体が大きくなり、3カ月後には飛行の練習を始めた様子も収めた。

 夏場は林で暑さをしのいだり、秋には北方から別のオオハクチョウが飛来する中でも仲むつまじく「家族愛」を貫く姿、冬場に付近で餌を食べたり、氷上で羽根を繕う場面もとらえた。

 これまで100回以上現地に通い、ハクチョウの姿が見られない日もあったが、「シベリアに渡れなかった鳥がここで産卵し、子育てしたのは貴重なこと」と粘り強く撮影を続けた。4羽のうち1羽は生後間もなく襲われ、もう1羽も11月に電線に衝突。半数の2羽となったが「だいぶたくましくなっている。今のところ家族愛は強いが、春になれば他の鳥と一緒に飛び立つのでは。ペアを組んで戻ってきてほしいし、また新しいひながふ化してくれれば」と願う。

 このほか、1998年に盛岡市動物公園で生まれたオオハクチョウの子供、2005年に和賀川で産卵している写真や自身の著書なども出展している。

 2月25日まで。平日午前9時~午後5時。土日・祝日は休み。問い合わせは及川さん=0197(43)3720=まで。

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