県内外

コロナ新規感染35人 クラスター新たに2件

 県と盛岡市は22日、新たに10歳未満~80代の男女35人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。重症者はいない。中部保健所管内の教育・保育施設など新たに2件のクラスター(感染者集団)が発生。患者累計は3752人となった。

 内訳は、中部保健所管内9人、県央保健所管内6人、奥州市5人、奥州保健所管内、盛岡市、県外各3人、県内2人、北上市、大船渡市、宮古市、久慈保健所管内各1人。

 新たなクラスター関連では、教育・保育施設の利用者2人に公表済み7人を含め施設の職員や利用者、その同居家族の計9人が感染。宮古保健所管内で15日に開かれた会合関係では、3人に公表済みを含めた参加者計6人が確認された。

 このほか奥州保健所管内の職場関連は同僚の家族1人が加わり計7人、県央保健所管内の職場関連では1人が確認され計12人となった。

 直近1週間の人口10万人当たり新規患者数は県全体12・4人、盛岡市16・7人。病床使用率は20・8%。

中部管内10万人当たり15人超 花巻市、施設利用を制限

 新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を受け、花巻市は22日、市の公共施設について、4段階ある独自の利用制限を「レベル3」に引き上げたと発表した。多くの施設で市民と市内団体に利用を制限。土日・祝日が閉館になるほか、施設で開くスポーツ大会などは主催者に無観客開催を依頼する。ただし23日の市長選の投票所となっている施設は通常通り利用できる。

 レベル3は市内や県内で感染拡大の恐れがある場合に適用される。市が独自に集計する岩手中部圏域の直近1週間の人口10万人当たりの新規患者数が15人を超えたことを受け、施設の利用制限を変更した。

 対象施設のうち各振興センターやまなび学園などは土日・祝日は閉館となるほか、閉館時間を2時間繰り上げ、開館時間を午前9時~午後5時とする。なはんプラザや市交流会館の利用対象も現行の県内在住者から市民・市内団体に制限する。

 図書館は利用者カード登録者・市民に利用を制限し、閲覧・新聞・学習室は座席数を縮小、お話会など館内イベントは中止する。総合体育館や石鳥谷アイスアリーナ、屋外スポーツ施設についても市民・市内団体に利用を制限し、大会については無観客開催を依頼していく。博物館や資料館などの利用制限に変更はない。

 レベルの移行や利用制限の詳細は市ホームページに掲載し、周知している。

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