奥州・金ケ崎

4月30日に代替行事 打ちばやし演奏や創作演舞 日高火防祭【奥州】

代替イベントなど今年度事業計画を決めた日高火防祭実行委総会

 2022年度日高火防祭(ひぶせまつり)実行委員会総会が24日、奥州市水沢聖天の水沢地区センターで開かれ、今月から始まる今年度の事業計画と予算を決めた。今年の火防祭は中止としており、代替イベントの概要について4月30日に打ちばやし演奏や厄年連の創作演舞などを繰り広げる計画が示された。23年度の開催については10月中に開く理事会で決定するとした。

 総会では会則の一部改正、役員の選出、21年度事業報告・決算、今年度事業計画・予算、23年度の開催可否について協議。会則改正では市議会と東水沢商工協同組合を構成団体から除いた。昨年度は火防祭が2年連続中止となったことを受け、代替事業として後世につなげるためテレビ放送、ウェブ配信を実施し、DVDを小中学校などに配布した。

 今年度も火防祭は中止とし代替イベントを検討しており、概要がまとまった。イベントは4月30日午後1~4時に水沢の駅通りで開催。祭りを担う各町組の町印と打ちばやしの演奏、纏(まとい)振り保存会の纏振りを行い、続いて市内水沢、江刺、前沢地域の42歳と25歳の厄年連、年祝連による創作演舞を行う。

 感染対策として、観覧エリア入り口での検温を実施。体温、名前、住所、電話番号を提出した上で観覧者にリストバンドを着用してもらう。出演者、事務局も名簿を作成する。手指消毒、マスク着用、身体的距離確保(最低1メートル)を徹底する。感染状況によっては中止するとしている。

 来年度の開催可否については、10月1日時点の新型コロナウイルス感染症の状況などを考慮して決定。可否判断は▽国の緊急事態措置、まん延防止等重点措置に指定された場合▽県独自の緊急事態宣言が発出された場合▽市内で直近1週間当たりの新規感染者数が人口10万人当たり15人を超えた場合▽運営関係者に新規感染者が確認され、関係者の多くが濃厚接触者であることが見込まれる場合―を参考とするという。

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