奥州・金ケ崎

妊産婦支援 タクシー助成を拡充 奥州市議会2月定例会 一般質問で市長

 奥州市議会2月定例会は28日、前日に引き続き本会議が開かれ、一般質問が行われた。妊産婦支援について小沢昌記市長は産後ケア事業、妊産婦タクシー助成券の充実を図る考えを示した。このうちタクシー助成券については「これまでの自己負担有りで2枚という内容を見直し、4月から自己負担なしで4枚に増やす。使用可能なタクシー会社を北上、一関、盛岡地区にも広げる」と述べた。【社会面に関連】

 一般質問には、阿部加代子(公明党)、今野裕文(共産党)、瀨川貞清(同)、廣野富男(奥州みらい)、千葉康弘(同)の5氏が登壇。

 このうち阿部氏、廣野氏は3月末で胆江地方から分娩(ぶんべん)施設が無くなることへの対応として妊産婦支援、周産期医療について質問した。

 小沢市長は従来の取り組みの充実を図るとともに新たな取り組みとして「交通費への支援、分娩医療機関に近い宿泊場所の確保、その経費への支援について検討している」と語った。

 また、市立病院への院内助産院設置の可能性について「市内で分娩できる体制が取れないか検討してきた中の一つ。リスクのないお産はない。常時の医師の対応は難しく、医師や医療の確保が困難だ。現状においては極めて困難という医師会、産科医師の意見もあった」とした。

 29、30の両日は休会。31日に本会議を再開し、菅原明(共産党)、及川佐(奥州みらい)、小野優(新奥会)、及川春樹(同)、及川善男(共産党)の5氏が登壇し一般質問が行われる。

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