北上・西和賀

通好み きりり辛口 産業公社 どぶろく限定販売【西和賀】

にしわがのみせっこで販売している「西和賀のどぶろく ユキノチカラ 辛口」

 西和賀町川尻の西和賀産業公社は、同町産米を使った「西和賀のどぶろく ユキノチカラ 辛口」をオンラインショップ「にしわがのみせっこ」で販売している。豪雪地帯ならではの豊かな雪解け水を生かした冬季限定商品。従来の甘口よりもしっかりとした口当たりで、通好みの逸品として今冬から本格的な製造・販売を展開する。

 同町は2006年にどぶろく特区を取得し、同社では15年から地域資源を生かした「西和賀のどぶろく ユキノチカラ」を冬季・数量限定で販売開始した。女性にも飲みやすいすっきり甘口で、毎年完売するほど人気を博している一方、ファンからは辛口の要望もあり、同町産「あきたこまち」と国内産米こうじの配合などの研究・調整を進めてきた。

 辛口は熟成日数が長く、アルコール度数も甘口の9~10%に比べて14~15%と高いのが特徴。昨冬はほっとゆだ駅売店と道の駅錦秋湖で限定的に販売したが、今冬は黒を基調とした新ラベルに刷新し、今月1日からオンラインショップや同公社直営の湯夢プラザ、同駅売店で取り扱っている。

 同町左草地区の工房で仕込みを担当する同社生産加工課の米澤清人さん(64)は「西和賀のコメの甘さを残した深みのある味わいを目指してきた。おいしく飲んでもらいたい」と期待。商品をプロデュースするユキノチカラプロジェクト協議会事務局の加藤紗栄さん(44)は「西和賀の水の良さがおいしさにつながっている看板商品で、ファンを増やしてきた。どぶろく入門編の甘口よりも飲み応えがある」とPRする。

 500ミリリットル瓶入りで1200円(税込み)。問い合わせは同公社=0197(82)2211=へ。

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