北上・西和賀

伝統のさんさ活気運ぶ パルで踊り披露 岩大ユニット「Enboo」【北上】

息の合った舞が繰り広げられたEnbooのさんさ踊り公演

 岩手大のさんさ踊り実行委員会の有志でつくるユニット「Enboo(エンブー)」の公演は23日、北上市北鬼柳の江釣子ショッピングセンターパルで行われ、幸を呼ぶ伝統の踊りが買い物客を魅了した。

 「Enboo」は、盛岡さんさ踊りが新型コロナウイルスにより2年連続中止となる中、各地に出向いて踊りを見てもらおうと2021年10月に設立され、介護施設やショッピングセンターなどを訪れて公演活動に取り組んでいる。

 同日は太鼓と踊り合わせて9人がそろいのTシャツと雪駄で出演し、「七夕くずし」「栄夜差踊り」「福呼踊り」を披露。晴れやかな笑顔で「サッコラチョイワヤッセ」「エヤサ、エヤサ」の掛け声を響かせ、活気を呼び込んだ。

 平野清か副代表(岩手大大学院1年)は、基本に忠実な岩大のさんさ踊りが19年度盛岡さんさ踊りのさんさ部門で最優秀賞に輝いたことや、さんさ踊りの由来が鬼退治とされることを説明した。

 コロナの影響で訪問活動が制限されているというが、同市出身の照井春汰代表(同2年)は「なじみのある場所で、多くの人たちの前で踊ることができてうれしかった。パレードを見ることができない方々に楽しんでいただき、少しでも明るい気持ちになってもらえるよう活動を普及していきたい」と思いを語った。

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