一関・平泉

努力、功績たたえる 岩手日日文化賞・学生賞 2人1団体に贈呈

第39回岩手日日文化賞贈呈式で表彰状を手に記念撮影する(左から)千田さん、山岸社長、佐藤代表理事、岡本さん

 第39回岩手日日文化賞贈呈式は25日、一関市山目のベリーノホテル一関で行われ、芸術・文化と福祉の分野で地域に貢献する1人と1団体に文化賞、顕著な活躍を見せた児童生徒らを対象とした学生賞を1人に贈り、その功績をたたえた。

 受賞したのは、芸術・文化部門が同市の観光ボランティアガイド組織・いわいの里ガイドの会顧問で、昔話や民話などを題材に地元の方言を豊富に盛り込んだスタイルの語り部として活躍する千田朋成さん(88)=同市山目字中野=。福祉部門が東日本大震災を機に被災地の母親を支えようと県内の助産師らで結成し、多様な悩みを抱える女性に寄り添う活動を続ける花巻市のNPO法人まんまるママいわて(佐藤美代子代表理事)。学生賞が国内若手音楽家の登竜門とされる第74回全日本学生音楽コンクール全国大会と、第30回日本クラシック音楽コンクール全国大会でフルート部門の中学1位に輝いた岡本梨奈さん(15)=北上市立上野中学校3年=。

 式には関係者30人余りが出席。式辞で岩手日日新聞社の山岸学代表取締役社長は「皆さんはそれぞれの分野で努力と研鑚(けんさん)を積まれ、郷土の発展に尽くされた。暗い世相の中、来年100周年を迎える岩手日日としても地域で頑張る人を取り上げ、明るい話題を届けていく」と述べ、受賞者と団体の代表にそれぞれ賞状と副賞を手渡した。

 岩手日日文化賞は、県南・宮城県北の各分野で活躍する個人・団体を対象に同社が1983年度創設。2008年度には学生賞も設けられ、今回を含め91人、97団体が受賞している。

受賞者の声

 千田朋成さん ご指導いただいた先輩や諸講師、昔話をお聞きくださった千人有余の方々のおかげがあっての受賞。民話には懐かしさや癒やしを与える底力があり、後世へ語り継ぐため最善の努力をしていく。

 NPO法人まんまるママいわて・佐藤美代子代表理事 震災を機に何かしなければと必死に走ってきた。助産師とお母さんがつながることで、安心して出産を迎えられるようこれからも頑張っていく。

 岡本梨奈さん 昨年度はコンサートなどを通して演奏する楽しさや難しさを知り、大きく成長できた。将来は世界で活躍できる演奏家になり、フルートを世の中に広めていきたい。

 

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