赤い 食べ頃どこかな　川崎・薄衣千葉農園　家族連れら舌鼓　イチゴ狩り営業開始【一関】

　一関市川崎町薄衣字下巻の千葉農園（千葉昭弘代表）で１９日、今シーズンのイチゴ狩りの営業が始まった。ハウスには初日から家族連れらが足を運び、赤く実ったイチゴをおいしそうに味わっていた。イチゴ狩りは５月８日まで受け付ける。

　同園は２０１８年で営業を終えた同町門崎の観光イチゴ園に代わり、１９年にイチゴ狩りを始めた。口コミなどで評判が広がり、毎年県内外から行楽客が訪れている。

　イチゴ狩りは甘さや酸味など品種ごとに特徴がある「さちのか」「やよいひめ」を栽培する園内のハウス７棟、約１０アール分を開放。完全予約制で「６０分食べ放題」としており、新型コロナウイルスの感染予防対策として午前１０時と同１１時５０分、午後１時５０分の３回に分けて利用客を受け入れ、食べる時以外のマスクの着用なども呼び掛けている。

　１９日は早速市内の家族連れらが訪れ、久しぶりに白く雪が覆った周囲の景色とは別世界のぽかぽかしたハウス内で思い思いにイチゴ狩りを楽しんでいた。両親と弟の家族４人で足を運んだ佐々木健成ちゃん（４）はハウス内を歩いて食べ頃のイチゴを探し、さちのかを次々に口に含んで「甘かった。いっぱい食べた」と笑顔で語っていた。

　千葉代表は「寒さや大雪の影響もなく、今年のイチゴもおいしくできていると思う。ぜひ食べに来てほしい」と呼び掛けている。

　イチゴ狩りの予約は利用の１カ月前から受け付けている。同園によると、２１日までの３連休は予約で埋まり、平日もいっぱいの日があり、事前に問い合わせするよう呼び掛けている。

　イチゴ狩りの料金は大人１８００円、小学生１５００円、幼児（３歳～未就学児）８００円。２歳以下は無料。営業時間は午前１０時～午後３時（最終受け付け１時４５分）。予約、問い合わせは同園＝０９０（６８５４）４５６９＝まで。