北上・西和賀
絵画、写真力作並ぶ 北上・ボイスあすまで２展示 教室「Ａの会」「ガレット・パレット」合同で
奥州市胆沢のイラストレーター小松原英さん（６４）が指導する絵画教室「Ａの会」と「ガレット・パレット」の合同展は２５日、北上市九年橋のギャラリーボイスで始まった。小学生から一般までの生徒による、自由で生き生きとした作品が来場者の目を楽しませている。２７日まで。
小松原さんは高校卒業後に上京し、フリーのイラストレーターとして活躍。テレビ番組で使われるイラストレーションやヒット商品のパッケージイラスト、ゲームキャラクターなどを手掛けた。
５年ほど前に帰郷し、現在は仕事と並行して金ケ崎町で一般を対象とした絵画教室「Ａの会」と、児童生徒らを対象とした「ガレット・パレット」を主宰している。
初の合同展となった今回は、両会の生徒１３人の作品を展示。牧場で戯れる「お馬の親子」、電車の写真をモチーフにした「冬のプラットホーム」、何かを見詰める猫を題材とした「瞳の向こう」、色鮮やかな「海鮮丼」など、丁寧に描かれた作品ばかり。
小松原さんは「子供たちには、大人目線で評価するような『うまいね』という言葉ではなく、『すごいね』『びっくり』と、喜んでもらったと感じる言葉を使う。子供たちはみんな伸び伸びと絵を描いている」と語り、「全体としてバリエーションに富んでいて描き方も自由。見ていて楽しい展示会だと思う」と来場を呼び掛けている。
時間は午前１０時～午後６時。入場無料。
