県内外
新たに２５３人感染 ３月の患者７５００人超 新型コロナ
県と盛岡市は３１日、新たに１０歳未満～９０歳以上の男女２５３人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規クラスター（感染者集団）は４件発生。重症者はいない。患者累計は１万８２６２人で、このうち３月公表分は７５０８人に上った。
３１日公表分の保健所ごとの内訳は、盛岡市６６人、中部４８人、奥州４４人、県央４３人、一関２６人、久慈１０人、宮古６人、大船渡と二戸各５人。うち盛岡市の２人にみなし陽性が適用された。
新規クラスターは、盛岡市では学校で１人判明し公表済み５人を含め計６人、スポーツ活動で４人判明し公表済み３人を含め計７人、県央保健所管内の教育・保育施設で１０人判明し公表済み１人を含め計１１人、久慈保健所管内の会食で８人判明し公表済み４人を含め計１２人が感染した。また、公表済みのクラスター１５件で新規患者が確認された。
直近１週間の人口１０万人当たり新規患者数は県全体１３０・７人、盛岡市１４６・３人。病床使用率２３・５％。自宅療養者は９７人増え２０１７人。
県によると、３月公表分のクラスターは１１１件発生。教育・保育施設や学校関係が全体の約６割を占めた。死者数は１８人で、過去２番目の多さだった。４月は異動などで人流の増加が予測されることから、県医療政策室の三浦節夫感染症課長は「予防が一番の対抗措置。密集を避け、これまで通りの感染対策を徹底してほしい」と述べた。
