県内外

国際社会担う志高く 県立大、681人入学【岩手】

入学生を代表し宣誓する須藤さん(左)

 県立大、同大大学院、同大盛岡短期大学部の2022年度入学式は6日、滝沢市のツガワ未来館アピオで行われ、681人が希望を胸に学生生活をスタートさせた。入学生を1カ所に集めての開催は3年ぶりとなった。

 県立大の看護、社会福祉、ソフトウェア情報、総合政策の4学部に編入学を含む計492人、大学院4研究科(前・後期課程)に計67人、盛岡短期大学部生活科学、国際文化の2学科に計122人の学生がそれぞれ入学した。

 会場には入学生ほぼ全員をはじめ、教職員や来賓らが出席。式辞の中で鈴木厚人学長は、能動的に学ぶ姿勢や直面する課題への挑戦、東日本大震災復興支援活動への積極な参加などに取り組むよう呼び掛けた。その上でニュートンの「今日なし得ることに全力を注ぎなさい、そうすれば明日は一段の進歩を見るでしょう」という言葉を引用し、「実り多い大学・大学院生活を過ごし、自己を十分に鍛えて成長することを願う」とエールを送った。

 これに対し、入学生を代表し、看護学部の須藤優羽さん(18)=盛岡三高卒、盛岡市=が宣誓。コロナ禍を踏まえて「新たな生活様式の中で多角的な視点で物事を捉え、行動することが不可欠」とし、「自分の力を伸ばし、未来の地域社会、国際社会の担い手として志を高く掲げ、学びを深める」と決意を語った。

 新型コロナウイルスの影響に伴い同大は20年度の入学式を中止。21年度は保護者の入場を制限して実施し、密回避のため式典は学内で分散して行った。22年度は保護者の入場制限は継続したが、入学生全員を1カ所に集めて行った。

 7日は岩手大の入学式が盛岡市内で行われる。

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