「感謝忘れず全力プレー」 県高総体 4年ぶり総合開会式【岩手】
第74回県高校総合体育大会(県高体連など主催)の開会式は12日、4年ぶりに盛岡市の盛岡タカヤアリーナで行われた。新型コロナウイルス感染防止のため、人数を制限するなど規模を縮小して実施。県内各校の選手が意気込みを語り、各競技での活躍を期した。19日から6月26日にかけて県内各地で32競技が行われる。
県高総体の総合開会式について、2019年度は荒天のため、20、21年度は新型コロナ感染拡大防止のため3年連続で中止となっていた。
今年度は76校から選手153人をはじめ、引率教員、来賓、高校生スタッフなど350人余りが参加。通常の5分の1以下に人数を絞ったほか、初めて入場行進をなくし屋内で開催した。
学校紹介では、各校の選手代表一人ひとりが「感謝を忘れず全力でプレーする」「互いに切磋琢磨(せっさたくま)し仲間と共に試合に臨む」などと大会本番に向けた意気込みを語った。
県高体連の木村克則会長は「力と技、精神力を精いっぱい鍛え続けてきた成果をいよいよ発揮する時。挑戦、感謝の気持ちを持って戦い、最後の瞬間まで諦めずに力を出し切ってください」と激励した。
全選手を代表し盛岡南柔道部の瀬川佳那選手(3年)は「大会に出場できることを特別なことと認識し、感謝の気持ちが大きくなっていることを実感している。その気持ちを大切にしながら私たち選手一同は大会に全力で臨む」と宣誓した。
式後、各校から寄せられた応援ビデオが上映された。
このほか、同日は県高総体プログラム図案選考の表彰式も行われた。