一関・平泉

産業まつり10月開催 いちのせき実行委

商工祭22、23日
農業祭29、30日

 いちのせき産業まつり実行委員会(会長・佐藤善仁一関市長)は13日、市役所で開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴いここ2年は別形式での開催や中止となった中、2022年度の産業まつりについて協議し、10月22、23日に商工祭、同29、30日に農業祭を開催することを決めた。産業まつりとしては3年ぶりの開催となり、感染防止対策を徹底して一関の商工業、農業をアピールする。

 産業まつりは、市内や周辺地域で生産される優れた物産品などを展示即売することで、生産者の意識高揚を図り、生産者と消費者の交流を深めることを狙いに開催している。20年度は新型コロナの影響で春から集客イベントの中止が相次いだ中、産業まつりに中止された市内各地域のイベントの要素を取り入れ、秋まつりとして商工、農業各フェスタを開いた。21年度は県独自の緊急事態宣言が発令されるなど感染拡大が続いたことで中止となった。

 実行委には構成機関・団体の代表らが出席。21年度の経過報告、収支決算を承認し、22年度の開催要項、収支予算を原案通り決めた。22年度の産業まつりのメインテーマは「“見て”“知って”“味わって”郷土の自慢 産業まつり」。商工祭は同市大手町の一関文化センター駐車場・展示室・小ホールや同市大町のなのはなプラザ、大町通り、農業祭は同市狐禅寺の市総合体育館、一関遊水地記念緑地公園が会場となる。時間は両祭とも初日が午前9時30分~午後4時、2日目は午後3時まで。

 主な催しは、商工祭が地場産品バザールやふるさと味自慢、工業コーナー、特設展示販売、なのはなマルシェ、姉妹都市・友好都市展。農業祭は農産物品評会や農産物直売、三陸交流コーナー、両磐交流コーナー、林業コーナーなどを見込む。飲食スペースの設置可否を含め、感染防止対策については他のイベントを参考にしながら検討する方針。感染拡大状況によっては開催可否について協議する場合があるとしている。

 佐藤市長は「秋には各地域で祭り、イベントが開催されるが、その中心となるのが産業まつりで、対策を施しながら成功を目指したい」と語っている。

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