花巻

地元の魅力 映像で 大迫高と地区振興会 生徒がドローン撮影 観光地、自然ネット公開【花巻】

神楽の館でドローン撮影に取り組む大迫高の伊藤賢清さん(左)と豊澤さん

 花巻市大迫町の県立大迫高校(三田正巳校長、生徒56人)は、大迫地区コミュニティ振興会と共同で大迫地区ドローンプロジェクトに取り組んでいる。生徒たちがドローン(小型無人飛行機)を使用して地元の観光地や自然を撮影。撮影は2023年1月まで続けられる予定で、映像はインターネット上で公開される。

 大迫の素晴らしさと魅力を周知しようと初めて企画され、同振興会が2台のドローンを同校に提供した。プロジェクトには豊澤和希さん、伊藤賢清さん、伊藤響生さん(いずれも3年)が参加。三田校長が顧問を務め、操作方法などを指導している。

 4月から撮影場所の検討や校庭での飛行練習を重ね、5月から撮影を開始。春夏秋冬の大迫を記録する考えで、今月1日には豊澤さんと伊藤賢清さんが同町内川目の神楽の館を訪れ、高さ約15メートルまでドローンを浮上させて建物を撮影した。

 動画は同校ホームページで視聴できる。豊澤さんは「機械に興味があり、プロジェクトに参加した。ドローンの距離感、風による調整が難しいが、練習してうまくなりたい」と意気込む。伊藤賢清さんは「ドローンは建設現場などさまざまな場所で活用するので、活動は自分の将来にも役立つ。建物だけでなく、朝日などのきれいな自然風景も撮影してみたい」と話した。

 生徒たちは今後、大迫小学校の記念行事でもドローン撮影を行う予定。三田校長は「地元や振興会から撮影場所の要望があれば対応したい。今は撮影だけだが、操作に慣れてきた生徒たちに動画編集にも挑戦してもらいたい」と構想を広げている。

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