奥州・金ケ崎

農業用水維持 大切さ理解 永沢土改区施設を見学 永岡小5年生【金ケ崎】

笹森頭首工で取水口の操作を体験する永岡小児童

 金ケ崎町立永岡小学校(林一広校長、児童90人)の5年生15人は10日、永沢土地改良区(鈴木信一理事長)の各施設や利水地などの見学を通し、農地や農業用水を維持することの大切さに理解を深めた。

 農業の環境維持の現場を知り、同土改区の事業に理解を深め、自然保護の思いや将来の就農を選択肢に入れることにもつなげてもらおうと毎年取り組んでいる。

 同日は同土改区職員の案内で、管内の用水となっているキッツ川と永沢川の流域を中心に施設や基盤整備の現場、整備圃場(ほじょう)などをスクールバスで訪問。▽笹森頭首工▽大森、鳥の海上地区の基盤整備圃場▽永沢堰堤(えんてい)魚道―などで説明を受けた。

 このうち笹森頭首工は、キッツ川からの取水口で、児童は引水や小石を取り除くなどの役割、機能について説明を受けた。特別に操作も体験し、水を引き込む様子を目で確認した。

 また、永沢堰堤魚道では自由時間が設けられ、巨大な堰堤の周囲を散策した。

 若狭來希君は「知らない川があった。農家だけでなく、土地改良区の人たちなど多くの人の協力でいつも食べている米が作られているのが分かった」と話していた。

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