県内 梅雨入り 前年より4日早く【平泉】
仙台管区気象台は15日、東北地方が梅雨入りしたとみられると発表した。本県を含む東北北部では前年よりも4日早く、平年並みの梅雨入りとなった。
県内陸部は低気圧や前線の影響で朝から雲に覆われ、午後は南部を中心に雨が降る空模様。最高気温は北上19・7度、花巻と一関は19・9度と5月上旬並みまでしか上がらなかった。
平泉町の毛越寺(藤里明久貫主)では、浄土庭園西側にあるあやめ園でハナショウブが花を咲かせ、午後から降り始めた雨にぬれて一層鮮やかさを増した紫や白の姿が観光客を魅了していた。
同寺のあやめ園は、1953年に町民の発案でハナショウブを植えたのが始まり。広さ約30アールある園内には現在300種、3万株が植えられており、20日にはあやめまつりが開幕する。
同気象台によると、向こう1週間は気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多くなる見込み。