一関・平泉

ハナショウブ色鮮やか 毛越寺あやめまつり開幕 平泉

開山堂での法要に向かう毛越寺一山の僧侶と御詠歌衆の傍らで色鮮やかに咲くハナショウブ

 平泉町の毛越寺(藤里明久貫主)で20日、あやめまつりが開幕した。浄土庭園西側にあるあやめ園ではハナショウブが紫や白、黄色など色鮮やかな花を咲かせ、訪れた参拝客らを魅了している。7月10日まで。

 同寺のあやめ園は、1953年に町民の発案でハナショウブを植えたのが始まり。翌年には明治神宮から100種、100株を譲り受けるなどして次第に数を増やし、現在は約30アールの園内で300種、3万株が毎年花を咲かせている。

 初日は本堂で一山の僧侶や御詠歌衆によるまつり開幕法要と花供養が営まれ、引き続き僧侶があやめ園そばの開山堂や常行堂を訪れ読経。21日間にわたるまつり開幕に花を添えた。

 園内のハナショウブはここ数日の温暖な天候の影響で開花が進み、五分咲きと見頃を迎えつつある。秋田市から夫婦で初めて訪れたという浅利公丸さん(58)は「毛越寺にあやめ園があるのを知らなかったが、さまざまな色や種類があるので驚いた。新型コロナの影響で久しぶりの旅行でもあり、広い庭園を歩くのは気持ちがいい」と語った。

 51回目となる今年のまつりは同寺の史跡指定100年、特別史跡指定70年の節目に当たることから、期間中は特別企画として国指定重要無形民俗文化財「延年の舞」鑑賞講座や、僧侶と巡る花菖蒲と常行堂特別拝観などの催しが予定されている。

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