奥州・金ケ崎

県内外19チーム激走 商店街で耐久レース いす―1GP・江刺【奥州】

3年ぶりの「いす―1GP奥州えさし大会」で熱いレースを繰り広げる参加者

 奥州市江刺の岩谷堂商店街連合会(升谷剛会長)が主催する「いす―1GP(グランプリ)奥州えさし大会」(岩手日日新聞社など後援)は2日、同市江刺の中町商店街内特設コースで開かれた。キャスター付き事務椅子に乗って競う全国で人気のユニークなレースで、新型コロナウイルスの影響による中止を挟んで3年ぶりに開催。本選の2時間耐久レースでは、初出場の木津川運輸が優勝を飾った。

 日本事務いすレース協会のルールにのっとって競い、江刺では歩行者専用道路・蔵まちモールでの「えさし蔵まち市」に合わせて開いてきた。2016年から4年連続で開かれたが、コロナ禍で20、21年は取りやめた。5回目の今回は、いすレースの2022シーズンの皮切りとなった。

 感染防止対策で出場を20チームまでと制限したものの、地元をはじめ遠くは奈良県などから19チームがエントリー。スタート位置を決める予選の「03レース」を経て、1周580メートルのコースを周回する本選で競った。

 同日は夏らしく強い日差しが照り付ける厳しいコンディション。各チームは沿道からの熱い視線を受け、仲間と力を合わせてレースを繰り広げた。

 本選優勝の木津川運輸は近畿地方の20~40代の3人で、他のレースでは優勝経験もある強豪。2時間で121周、21キロ以上に達する記録だった。梶田久史監督(45)=京都府木津川市=は「コロナ禍ではいす1に限らず他の外出もできなかった。暑くはあったが空気は気持ちよく、来て良かった」と充実した表情を見せた。

 升谷会長は「道のりは平坦(へいたん)でなかったが、開催できたことが一番。特に県外からも強豪チームが来てくれて、地元も盛り上がった」と感謝していた。

 優勝を除く本選の主な結果は次の通り。

 (2)afaka(3)コクヨいす―1東京(4)特攻野郎Dチーム(5)テクノワールド Third time‘s a charm

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