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本県初の配送拠点 自社物流網を強化 アマゾン【岩手】

本県初となるアマゾンの配送拠点「盛岡デリバリーステーション」

 インターネット通販大手アマゾンの日本法人は30日、盛岡市内に設けた本県初の配送拠点「盛岡デリバリーステーション(DS)」を報道陣に公開した。自社の配送拠点を構えたことで、翌日配送できる商品量が増加。指定場所に非接触で商品を届ける「置き配」も可能となり、買い物客の利便向上につなげる。

 DSは、全国に約20カ所ある倉庫から注文商品を集め、買い物客に届ける役割を担う。全国に約40カ所、東北地方には本県を含め5カ所あり、年内に全国18拠点を新設し、自社物流網をさらに強化する計画。

 これまでは、他の配送業者が倉庫から商品を配送していたが、DSを設けることで、迅速で効率的な配送が可能となった。

 盛岡DSは、盛岡西バイパス沿いに立地。平屋建て、床面積約600平方メートル。倉庫から到着した商品の荷降ろしや仕分け、荷積み作業などを行う。

 配送エリアは盛岡、滝沢両市と紫波、岩手両郡で、同DSから片道30分の範囲を目安としている。3月に稼働を開始し、週に約数万点を扱っている。配送は、数百人規模の登録がある個人事業主の契約ドライバーが行う。

 同社配送部門の道上淳之介ディレクターは「岩手のお客さまにより近い所で、改善点を模索しながら便利で優れたサービスを提供していきたい」と語る。

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