奥州・金ケ崎

コロナ退散祈り児童ら舞奉納 北下幅神楽【奥州】

御神楽を奉納する奥州胆沢北下幅神楽の児童ら

 奥州市水沢の奥州胆沢北下幅神楽(千葉新太郎庭元)は16日、同市水沢字北半郷の神明社の秋祭りで御神楽を奉納した。2021年は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小したため、出演を見合わせた地元の水沢小学校児童は2年ぶりの出番。子供たちは新型コロナの退散や地域の安寧などの祈りを込めて神前で舞った。

 同神楽は市の無形文化財で、小学5年生から70代までの28人が所属している。奉納は恒例で、御神楽は神事の中で行われた。

 参列した氏子や住民らが見守る中、同神楽所属児童のうち5、6年生の3人が舞い手を務めた。稲穂が実った田んぼに囲まれた境内は華やかな雰囲気となり、子供たちは温かい拍手を受けていた。

 小野心春さん(5年)は「神様の前で間違えずしっかり踊れて、練習よりも上手だったと思う。今はコロナがはやっているが、薬もできてきたので普通の治せる病気になってほしい。またみんなで楽しく踊りたい」と話していた。

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