奥州・金ケ崎

自己ベスト目指し力走 統合前に合同陸上記録会 江刺地域5小学校【奥州】

自己記録更新を目指しトラックを駆ける選手

 2022年度末に学校統合し、新年度から江刺ひがし小学校となる奥州市江刺地域の5校による陸上競技記録会は27日、同市江刺米里の人首小で開かれた。市内では新型コロナウイルスの感染拡大後は陸上記録会が開催されず、初めて大会に臨んだ児童も多く、出場した各校の5、6年生は秋晴れの下、各種目で自己記録の更新にチャレンジした。

 閉校を前に各校が集まり、競技の機会をつくりながら親睦も深めようと開催。統合を控えている木細工、玉里、人首、広瀬、梁川の各校から両学年の計50人がエントリーし、トラック、フィールドの計13種目に臨んだ。

 コロナ禍の以前に開かれていた市の記録会も5、6年生が対象で、初めて自校のユニフォームやスパイクを身に着ける選手が多かった。選手は原則、自身が出場を希望した種目へのエントリーが実現。保護者や仲間が見守る中、それぞれの競技で力を発揮していた。

 今春志雲君(広瀬5年)は「800メートルを走れて良かった。走るのが楽しいので、この後も閉校まで校庭で走りたい」と充実した表情を見せた。

 出場児童には記録証を交付。会場校となった人首の菅原るみ子校長は「子供たちの笑顔やあいさつの声にやる気を感じた。一つの目標に向かって頑張れる場をつくることができて良かった」と話した。

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