奥州・金ケ崎

大きなサツマイモに歓声 姉体幼稚園児が収穫 水沢競馬場【奥州】

収穫祭でサツマイモを掘り出す姉体幼稚園の年長児ら

 県競馬組合によるサツマイモの収穫祭は19日、奥州市の水沢競馬場で行われた。苗を植えた5月に続き、同市水沢姉体町字島田の認定こども園姉体幼稚園(小川原聖子園長、園児89人)の年長児が参加。大きく成長したサツマイモを力を合わせて掘り出し、ポニーの乗馬も体験した。

 競馬場に親しみ、定植と収穫を通して農業も身近に感じてもらおうと2018年に始めた。「奥州愛馬の会」や「水沢競馬場に希望の花を咲かせる会」などが後援。県調騎会騎手部会からは岩手競馬所属の騎手が例年参加していたが、新型コロナウイルスの感染拡大後は見合わせており、今回も村上忍部会長がメッセージを寄せた。

 同日は年長児のうち24人が参加。同組合などの11人の手伝いも受け、内馬場にある約1・2アールの畑で取り組んだ。品種は「ベニハルカ」と「ベニアズマ」。植え直しがあったものの豊作で、園児は次々と大物を掘り出して歓声を上げていた。

 ポニーの乗馬には馬っこパーク・いわて(滝沢市)が協力。子供用の騎手の勝負服も用意され、競馬場らしい体験事業となった。

 サツマイモは園児が持ち帰った。岩嶋優実ちゃん(6)は「馬に乗ったのは初めてで、右に左に揺れた。大きいイモがいっぱい掘れて楽しい。家でみんなと一緒に食べたい」と笑顔を見せていた。

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