奥州・金ケ崎

胆沢郷土芸能まつり 8団体伝統の演目披露【奥州】

「案山子踊り」など伝統の演目が披露された胆沢郷土芸能まつり

 奥州市教委が主催する第56回胆沢郷土芸能まつりは10月30日、同市の胆沢文化創造センターで開かれた。郷土芸能の継承に思いを込め、胆沢地域を中心とする団体が伝統の演目を披露した。

 三田一男実行委員長は「郷土芸能は日々の暮らしの中、先祖が歳月をかけて培ってきた文化で、未来へ引き継いでいく使命がある。若手の子供たちや長年の継承者に惜しみない拍手を送ってほしい」とあいさつした。

 舞台には剣舞や鹿踊(ししおどり)、神楽、田植え踊りなど胆沢地域の8団体のほか、同市を含む定住自立圏から初めて団体を招待し、坂本神楽団(西和賀町)が出演。各団体が最大2演目を繰り広げた。

 このうち行山流都鳥鹿踊保存会は「案山子(かかし)踊り」を披露した。かかしに驚いてその笠をはぎ取るなどシカの動きを元にしており、鹿踊らしい力強さに加え、滑稽な場面もある演目。めりはりの利いた所作に、会場からは大きな拍手が送られていた。

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