一関・平泉

故郷の味と香り全国に 「冬の便」出発式 一関ふるさと便

一関ふるさと便出発式で発送する各コース商品をアピールする関係者

 一関ふるさと便「冬の便」出発式は2日、一関市中里のJAいわて平泉一関営農経済センターで行われ、関係者が新米や牛肉をはじめとする農畜産物や加工食品など、ふるさとの味と香りを全国へ発送した。

 式には実施主体の実行委関係者ら30人余りが出席し、実行委会長を務める佐藤善仁市長代理の小崎龍一農林部長が「新型コロナウイルス感染拡大から3年目に入った中、一関に帰れない方々にふるさと便で懐かしい味をお届けしたい」とあいさつ。実行委副会長の佐藤鉱一同JA代表理事組合長は「今年は天候不順による影響を受けたが、生産者の努力で素晴らしい品質の物がそろった。一層のPRと内容充実で生産者の所得向上と一関のブランド化に努めていく」と語った。

 テープカットとリンゴジュースでの乾杯に続き、関係者代表が北海道や九州などに発送する第1便の新米や野菜などをトラックに積み込み、ドライバーに花束を渡して見送った。

 一関ふるさと便は、市内の農畜産物と特産品をアピールすることで生産者の生産意欲向上につなげようと1987年にスタート。毎年夏と冬に実施しており、36年目となる今回の冬の便では「金色(こんじき)の風」新米や手作りみそ、ブルーベリージャム、煎餅などを詰め合わせたスペシャルセットをはじめ、曲りねぎ(4キロ)とサトイモ(2キロ)セット、リンゴ(サンふじ20玉)、いわて南牛肩・ももスライス(500グラム)、無塩トマトジュース(30缶)など13コース(価格は3600~6100円、送料・消費税込み)の中から選ぶことができる。

 申込期限は12月1日で発送期間は同7日まで。発送日の1週間前まで同JA各支店や郵便振替で受け付けている。問い合わせは同JA一関営農経済センター内実行委事務局=0191(23)5100=へ。

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