奥州・金ケ崎

校史、思い出刻む 今春閉校 梁川小で記念碑除幕【奥州】

関係者が見守る中、お披露目された梁川小の閉校記念碑

 学校統合により2022年度末に閉校する奥州市の梁川小学校(千田昭宏校長、児童33人)で8日、閉校記念碑除幕式が行われた。開校からの歴史や校歌を刻み、校門に取り付けられた記念碑が披露され、出席した児童や保護者、教職員、地区の関係者らが149年の歴史を持つ学校への思いを胸に刻んだ。

 梁川地区では実行委員会(菊池均実行委員長)を組織して閉校記念事業を企画。記念碑は幅180センチ、高さ60センチでステンレス製。校章と校歌、1873(明治6)年7月に野手崎小学校、長京分校、菅生院小学校として創立されて以来、2023年3月閉校までの沿革を記し、校門の校名板の下に取り付けた。

 実行委主催の除幕式には100人余りが出席。あいさつで菊池実行委員長は「学校への感謝、忘れないとの思いを込めて記念碑を作った。児童には大人になっても学校の思い出を持ち続け、心の大きな人になることを期待する」、千田校長は「地域の歴史の一つとして梁川小学校があったことを語り継いでほしい」と述べた。

 児童を代表して今野響君(6年)が「6年間でたくさんの思い出ができ、多くのことを学んだ。卒業しても学校の思い出は大切にして見守っていきたいと思う」と語った。

 菊池実行委員長、千田校長、今野君、今野聡PTA会長がリボンを引いて除幕し、記念碑をお披露目。出席者全員で学校への感謝を込めて校歌を斉唱した。

 実行委では、3月19日に同校で閉校式を行う。

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