創意工夫これからも 少年少女発明ク閉講式【奥州】
奥州市少年少女発明クラブ(佐藤剛会長)の2022年度閉講式は25日、同市水沢大鐘町の水沢南地区センターで行われた。基礎、応用両コースの会員計31人に修了証を贈り、創意工夫に頭をひねった1年間の活動をたたえた。
今年度の同クラブには、市内から基礎に小学3、4年の17人、応用に同4~6年の14人が参加。22年5月の開講式以降、発明くふう展や未来の科学の夢絵画展への出品、ものづくりや科学の体験事業など16回の定例活動に取り組んできた。
閉講式で佐藤会長は「これからも『より便利に』『より早く』などを絶えず考えてほしい」とあいさつした。同日は定例活動の締めくくりとして「紙タワー選手権」が行われ、規定の道具と素材を使って時間内に作ったタワーの高さを競った。今年度の修了証は、選手権の記録証、アイデア賞、デザイン賞などと共に会員に贈られた。
今年度で会員を卒業する佐藤旭さん(水沢南6年)は「難しい工作がありアイデアを考えるのも難しかったが、活動の中での発明が優勝したこともありうれしかった。来年度からは指導員としてクラブに来たい」と話していた。
同クラブの23年度会員は3月10日から両コースの一般募集を始める。活動は4月下旬に開始する予定。