花巻

介護保険料で賦課誤り 花巻市・3人 過少に計算

 花巻市は9日、2017~22年度の介護保険料について賦課誤りがあったと発表した。被保険者3人の保険料額について、生活保護が廃止されていたにもかかわらず、生活保護受給者として過少に計算して徴収し、計53万2200円が賦課されていなかった。

 市によると、2月16日に介護保険担当課の職員が、介護保険資格台帳を確認して発覚した。生活保護担当課の職員が書類での連絡を忘れたため、生活保護廃止になったデータが台帳に反映されていなかったのが原因としている。

 同様の処理漏れがないかチェックしたところ、計3人の過少賦課が判明。職員が対象者を訪れて経緯を説明し、謝罪した。

 21、22年度の保険料については計19万9800円を追加徴収するが、法規定により期間制限があり、納期翌日から2年以上経過した17~20年度については徴収できない。3人は追加納付を了承しているという。

 市健康福祉部の今井岳彦部長は「大変なご迷惑をかけた。深くおわび申し上げる。(再発防止のため)文書の発送や収受の管理は文書管理システムを活用して行うことで記録に残す。複数の職員で生活保護の異動情報を共有することで発送漏れがないようチェックする」と述べた。

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