奥州・金ケ崎

熱気あふれる創作演舞 厄年連が盛り上げ 前沢春まつり【奥州】

観衆の前で堂々と演舞を披露する奥州前沢42歳厄年連「戌亥暒風会」
若さあふれる演舞で観客を楽しませた奥州前沢25歳厄年連「緋桜蘭」

 2023奥州前沢春まつり(前沢まつり実行委員会主催)は16日、奥州市前沢の前沢ふれあいセンター駐車場などで開かれた。新型コロナウイルス感染拡大後は中止や代替イベントが行われたため、4年ぶりの開催。今年度の主役となった奥州前沢42歳厄年連「戌亥暒風会(いぬいせいふうかい)」、同25歳厄年連「緋桜蘭(ひおうらん)」をはじめ歴代厄年連などが出演し、熱気あふれる創作演舞やパフォーマンスで郷土を盛り上げた。

 49歳厄年連「フィフティーズ」を加えた今年度の厄年連3団体のほか、コロナ禍で春まつりの舞台に立てなかった20~22年度の厄年連、地元こども園・保育園、よさこい、一輪車など19団体、約700人が出演。

 同センター駐車場と市前沢総合支所東西の市道2カ所を演舞会場に、演舞時間を設定してそれぞれが披露した。

 このうち戌亥暒風会は60人が出演し、故郷への思いや思い出、友人、仲間との絆を大切にして一期一会、ご縁を大切に結びつないでいきたいとの思いを込めた「郷絆巡縁(きょうきじゅんえん)」を披露。地域の人々への感謝を込め、4年ぶりのまつりを成功させたいとの思いを全身にみなぎらせて舞った。

 千田正勝会長(40)は「4年ぶりなので、全員が息を合わせて演舞を見せることができうれしい。踊り足りないほどです」と話していた。

 緋桜蘭は、約30人が集まってオリジナル曲「BEST」に乗って若さあふれる熱のこもった演舞で観衆を楽しませた。斎藤良樹会長(23)は「コロナ禍前と同じように制限なしで演舞でき良かった。まつりを再開できたことへ感謝の気持ちを込めた」と語った。

 駐車場前には出店が多数並び、食スペースも設けられ、訪れた人たちは久しぶりの前沢春まつりを十分堪能した。

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