県内外

肝炎、早期対策呼び掛け 歌手・伍代さん

県民に対し肝炎の早期対策を呼び掛ける伍代さん(左)

 厚生労働省の「知って、肝炎プロジェクト」の一環で、肝炎対策特別大使の歌手伍代夏子さん(61)が18日、県庁に達増拓也知事を表敬訪問した。自身も肝炎患者だったといい、県民に検査による早期発見・早期治療の大切さを訴えた。

 厚労省は、国民に肝炎に関する知識の普及や早期発見・早期治療に向けた行動を促そうと同プロジェクトを推進。芸能界やスポーツ界の著名人らが特別大使やサポーターとして、広報啓発活動を展開している。

 伍代さんは、30代前半でC型肝炎に慢性的に感染した状態と発覚。当時の治療の大変さをはじめ、体がだるく家事をするのも大変だった経験を振り返った。「肝臓は沈黙の臓器。何かしら不調が出て症状が表れてからでは遅い。今は治る病気であり、検査も採血だけ。早期の検査を進めてほしい」と呼び掛けた。

 達増知事は県の第4期肝炎対策計画に沿い、ワクチン接種や抗ウイルス剤を用いた治療、検査などについて普及啓発に努めると約束。「肝炎の完全な克服に一日も早く近づくよう関係者一同連携して取り組んでいく」と述べた。

 表敬後、伍代さんは肝炎対策の推進に向け県内医師や保健師と意見交換した。

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