木漏れ日浴び 幻想的 あじさいの池始まる 一関
一関市舞川のみちのくあじさい園(伊藤達朗園主)で10日、園内の池にアジサイの花を浮かべる「あじさいの池」が始まった。水面を覆う青や紫、ピンクの花々が木漏れ日を浴びて幻想的に輝く様子はモザイク画をほうふつとさせ来園者を魅了している。24日まで。
印象派の画家モネの代表作「睡蓮」をヒントに2018年から毎年行われている「みちのくあじさいまつり」人気のイベント。今年もお食事処紫陽花(あじさい)山荘の下にある広さ約100平方メートルの池に、関係者が園内で摘み取ったヒメアジサイやアナベルなどの花を運び、一面が覆い尽くされた。
アジサイは、見頃を過ぎた時期に花を摘み取ると秋に新たな花芽が成長して翌年も美しい花を咲かせるとのことで、来園者も摘んだ花を池に浮かべる作業を体験。仙台市から夫婦で訪れた根本卓さん(61)は「一度見てみたいと思っていたが、実物はやはり美しい。広い園内にこれだけの種類のアジサイが咲いている様子を見ることができてうれしい」と感激していた。
開園は午前8時~午後5時(入場は4時)。