アユ捕まえ歓声 川床まつり、催し多彩 大東・大原【一関】
一関市と一関商工会議所、大原商業会が主催する「砂鉄川川床まつり」(岩手日日新聞社など後援)は30日、同市大東町大原の大明神親水公園で開かれた。猛暑の中、市内外から訪れた家族連れらが砂鉄川ほとりに特設した会場で音楽や舞踊のステージ、ゲーム、イベントなどを楽しんだ。
ステージイベントは吉野崇さん(平泉町)とツジヤマガクさん(奥州市)、「Rei aloha」、水沢ベンチャーズが出演。来場者を前に歌や演奏、フラダンスなどを披露した。
盛り上がりを見せたのはアユのつかみ取り。約130匹が放されたプールに子どもたちが入り、逃げ回るアユを素手で捕まえた。
市立大原小学校4年の藤井健也君は「アユを見つけたらどんどん手を伸ばして捕まえた。びしょびしょになったけれど楽しかった」と話し、アユがいっぱい入ったポリ袋を手に笑顔を見せた。
会場内には町内外の業者が出店した軽食などのお祭り屋台が軒を連ね、ビアガーデンも人気を集めた。
川床まつりは夏場の地域を盛り上げようと2017年に始まり、コロナ禍で20年から3年間中止され、今回で最後となる。大原商業会の小野寺敏郎会長は「川床まつりは今年で終えるが、何か別の形で夏の催しなどができれば」と話していた。