奥州・金ケ崎

実りの季節実感 前沢小で稲刈り・奥州

黄金色に実ったもち米の稲を刈り取る前沢小の児童

 奥州市前沢の市立前沢小学校(佐藤克洋校長、児童574人)で14日、校舎南側の体験田で稲刈り作業が行われた。春に田植えを経験した5年生が実りの季節を実感しながら丁寧に稲を刈り取った。

 県内有数の米どころに暮らす子どもたちに、米作りの苦労や収穫の喜びなどを体験してもらおうと、開校2年目の2014年から毎年、5年生の総合的な学習の一環で実施。今年5月には水田10アールにもち米「こがねもち」の苗を植えた。

 稲刈りには、児童を指導するJA岩手ふるさとの職員と地域のベテラン農家が協力。5年生99人は作業の流れや鎌の使い方を教わった後、こうべを垂れた稲穂が一面に広がる田んぼに足を踏み入れた。

 前日までの降雨の影響で田んぼはぬかるんだ状態だったが、児童は教諭らから「転ばないようにゆっくり作業して」とアドバイスを受け、不慣れな手つきながら鎌を手に黄金色に実った稲を刈り取った。

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