一関・平泉
笑顔の門出 二十歳のつどい・一関
２０２３年度一関市二十歳のつどいは７日、市内で行われた。同日は県内の多くの自治体で同様の式典が行われ、真新しいスーツやあでやかな振り袖で着飾った若者たちが将来の夢や目標の実現に向けて決意を新たにした。【９、１１面に関連】
同市の二十歳のつどいは、旧成人式に代わる行事として市と市教委、実行委が主催。今年度に２０歳になる市内の中学校卒業者ら１１２６人に案内状を送り、市内事業所で働く外国人就労者７人を含め、９１１人が出席した。
市総合体育館（ユードーム）で行われた式典は、実行委員を務める村上洸斗さん（千厩中出身）と渡邉凱斗さん（桜町中出身）の司会で進行した。式辞で佐藤善仁市長は「二十歳という人生の節目を迎え、それぞれの夢や希望を胸に、これからの人生への決意を新たにされていると思う。どうかその気持ちを忘れず、社会人としての自覚を持って社会をけん引していってほしい」とエールを送った。
二十歳の誓いでは、千葉健生さん（花泉中出身）が「感謝すること、自分を素直に出すことを大切にして自分をさらけ出し、感謝し、打たれ強く、芯の通った大人になろうと思う。大学や専門学校で自分の目標に向かって日々勉強し、努力している人、既に就職して仕事に毎日奮闘している人もいる。それぞれ立場は違うが、自分の行動に責任を持ち、社会の一員として前向きに歩んでいく」と決意を述べた。
実行委企画の記念行事では、実行委員の三浦和純さん（磐井中出身）と佐藤希咲さん（同）の進行で２０年間の出来事などから出題する「タイムトラベルクイズ」のほか、「恩師からのビデオレター」の上映が行われ、若者たちはこれまでの歩みを振り返りながら、人生の節目をかみしめていた。
