北上・西和賀

一夜限り 夢幻の世界 西和賀・雪あかり

家族連れらを楽しませた「雪あかり2024inにしわが」

 西和賀町の冬の風物詩「雪あかり2024inにしわが」(実行委主催)は10日開催された。町内全域の雪像やミニかまくらにろうそくがともされ、一夜限りの柔らかな明かりが訪れた人の心を温めた。【13面に関連】

 一般家庭や事業所、各地区が門口や道路沿いなどにさまざまなモチーフの雪あかりを作ってライトアップする恒例イベントで、今回が32回目となった。

 実行委によると、今年は積雪量が例年の3分の1から4分の1と少なく、一部の地区で制作を中止したほか、湯田スキー場で予定していたタイマツスキーも取りやめとなったが、日中は地域住民らがスコップやバケツで雪あかり作りにいそしむ姿が各所で見られた。

 午後5時30分ごろからJRほっとゆだ駅前で開会セレモニーが行われ、町が3月末まで都内に開設している「岩手西和賀・ユキノチカラ ポップアップストア」でオンライン中継した。

 来場者は雪あかりの前で記念撮影したり、滑り台で遊んだりして、ともしび揺らめく雪国の夜を満喫。北上市村崎野の菊池昇冴ちゃん(6)と妹の葵唯ちゃん(4)は「動物の(影絵)がきれいだった。家族で来れて楽しい」と喜んでいた。

地域の記事をもっと読む

北上・西和賀
2024年5月18日付
北上・西和賀
2024年5月18日付
北上・西和賀
2024年5月17日付
北上・西和賀
2024年5月17日付