奥州・金ケ崎

最後の蘇民祭熱く 水沢・黒石寺【奥州】

蘇民袋を求めて本堂に集まった群衆。やがて下帯姿の男たちによる壮絶な争奪戦へと移り、最後の祭りはクライマックスを迎える(代表撮影)
本堂で檀家に背負われた男児がたいまつの回りを歩く鬼子登り。男児は麻衣を身にまとい、鬼面を逆さに背負う(代表撮影)

 奥州市水沢黒石町の天台宗黒石寺(藤波大吾住職)の蘇民祭が17日夜、多くの観客が詰め掛けた中で行われた。檀家(だんか)の高齢化などを理由に1000年の歴史を誇る同祭の歴史に幕を閉じた。例年に比べ規模を縮小しながらも伝統の儀礼が行われ、下帯姿の男たちが無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)の祈りをささげた。裸参りや別当登り、鬼子登り、蘇民袋争奪戦など最後の「東奥の奇祭」を振り返る。

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