奥州・金ケ崎

おむすびみたいなカレーパン GP向けあす発売 くろしぇっと、ジャマイ館、水沢農高【奥州】

水沢農高の生徒に囲まれて新商品を手にする(手前中央左から)鈴木代表と石川代表
ピーマンみそでひと味

 奥州市江刺のパン工房くろしぇっと(鈴木希代表取締役)は、同市水沢のカレー&ジャマイカ料理・ROYALジャマイ館と県立水沢農業高校食品科学科の2年生6人と共に新商品「Oh ∞ 結び(おむすび)カレーパン」を開発した。同校で製造している「ピーマンみそ」を使ったカレーを、玄米を砕いた粒を入れたモチモチ、ふわふわの生地で包み、焼きおにぎりを連想させる三角形のパンに焼き上げたユニークな自信作。4度目のエントリーとなる「カレーパングランプリ2024」での最高金賞を目指し、29日に発売する。

 両店は、同グランプリで2023年まで3年連続で金賞を受賞。地元特産の江刺りんごに着目して市内のリンゴ生産者や酒造関係者とコラボした前回の受賞商品「恋するカレーパン・りんごの告白」に続き、「米どころ江刺にふさわしく、パン生地に玄米を使って健康志向の消費者に受け入れられる商品の開発を試みた」と鈴木代表。

▲ピーマンみそや玄米を使って、焼きおにぎりのような見た目に焼き上げた「Oh ∞ 結びカレーパン」

 さらにパン生地の開発について「米粉だと食感が堅くなるため、粉というよりも副食材と考えて、玄米を砕いた大きめの粒を入れた。冷めても堅くならないという課題もクリアした。米とみそを使うので、焼きおにぎりを連想して三角形のパンにした」と明かした。

 一方、カレーはジャマイ館グループの石川悦哉代表が自慢の腕を振るい、ピーマンみそを使って何度も試作。生徒らと試食を繰り返し、意見交換しながら、納得のいく味に仕上げた。

 この生徒たちは同科発酵食品専門分会パン研究班の千葉恵歩さんと山口准さん、阿部欄夢さん、岩渕朔也さん、高橋莉子さん、菊池実里さんで、23年度の課題研究として商品化に取り組んだ。

momottoメモ

価格は税込みで1個386円。くろしぇっと、ROYALジャマイ館で販売する。

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