ピアノクラブコンサート バンカラスタイルで異色の演出
第17回一関男子ピアノクラブコンサートは、バンカラスタイルの応援団による異色の演出で締めくくられた。終演後のホールに野太いエールが響き、2001年から毎年開かれてきた演奏会に新たな歴史が刻まれた。
バンカラ応援を披露したのは、ともに県立一関一高1年で応援団幹部として活動している実行委員長の千葉葵君と、副実行委員長の遠藤成実君。「(バンカラ応援を)小さい子にも知ってもらいたい。コンサートの魅力である男子だけという点を強調し、力強く繊細な演奏会にしたい」といった思いから発案した。
コンサート最後にブレザーから同高伝統の破れた制服に着替えて登場した2人は、あいさつ代わりに「フレーフレー男子」「ファイトファイト、ピアノ生」と声を張り上げた。客席からは「ギャップがすごい」「初めて見た」「面白い」などと驚きの声が聞かれた。
小野和将さん(39)は「自分も地元が一関なので、バンカラにはなじみがある。男子だけのピアノコンサートも、コンサートでのバンカラも新鮮だ」と楽しんでいた。