一関・平泉

遺跡の知識、より深く 骨寺村荘園 ガイド養成へ講座【一関】

受講者同士の情報交換も活発に行われた骨寺村荘園遺跡地元ガイド養成講座

 一関市教委主催の骨寺村荘園遺跡地元ガイド養成講座は7日、3回コースで開講した。初日は同市厳美町の骨寺村荘園交流館(若神子亭)の展示内容についての説明を聞いたほか、関係する現地を訪ね、理解を深めた。

 同講座は、地元ガイドとして活動するなど同遺跡への見聞と知識を深めてもらおうと開催。同日から毎週水曜日に開かれる3回全てを受講すると修了証が贈られる。

 初日は7人が受講。開講式が行われた後、市教委骨寺村荘園室の担当者から展示棟の展示資料の解説を受けた。遺跡のうち、山王窟(さんのうのいわや)、駒形根神社などを回った。

 同講座は繰り返し受講している人が多く、解説を聞くばかりでなくそれぞれの持つ情報を交換しながら進められた。矢びつダム周辺から遠望した山王窟では、「岩の脇に見えるのは床」「昔は胎内くぐりがあった」などと話す人もいて、他の受講者の関心を誘っていた。

 受講した佐々木幸子さん(63)は「地元なので行ったことはあるが、知らなかったことが多い。分からないことが発見できて面白い」と話していた。

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