一関・平泉

一升餅に健やかな成長願う 厳美・1歳児が歩き初め【一関】

県内外から訪れた子供が一升餅を背負って歩き初め

 子供の健やかな成長を願う「一歳児の歩き初め会」が3日、一関市厳美町の道の駅・厳美渓で開かれ、県内外から父母らと共に訪れた1歳前後の子供が一升餅を背負って元気な歩みを披露した。

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 「餅の里」を標榜(ひょうぼう)する同道の駅を運営する農事組合法人美(いつくし)の郷が餅にまつわる伝統行事として開催し、17回目を数えた。1歳になったら、苦労も背負わなければと苦労を一升餅に見立てているとされる。

 同日は県南地方を中心に県内、宮城県から156人の子供が参加。子供たちは父母に手拭いで鉢巻きをしてもらい、風呂敷に包まれた2・6キロの一升餅を背中に背負わされてスタート。

 父母の心配をよそにしっかりとした歩みを見せる子供もいれば、つまずいたり、ぐずったりしてなかなか前に進まない子供もいて、会場からは「頑張れ」「かわいいね」などと温かい声援が寄せられていた。

 同市萩荘から参加した1歳1カ月の中嶋晴ちゃんは、母理英さん(39)と一緒に笑顔を振りまきながら歩き初め。父剛さん(46)もカメラで姿を追った。理英さんは「普段はつかまり歩きだったのに、餅を背負ったきょうは歩けた。晴は頑張って成長した姿を見せてくれた」と話していた。

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