一関・平泉

新味10種 食べてみて 花と泉の公園もちバイキング 28日からまつりで提供【一関】

もちバイキングの試食会で新作の味付けPRする花と泉の公園のスタッフ

 一関市花泉町の花と泉の公園は20日、ぼたん・しゃくやく祭り(28日~6月3日)の期間中に実施する「もちバイキング」の試食会を開いた。提供する20種類の味付けをした餅を振る舞ったほか、同公園で栽培しているエディブルフラワー(食べられる花)を利用したランチやスイーツも用意し、来場者に同祭りをPRした。

 同公園では毎年、同祭りに合わせてバイキングを行っており、2017年からはエディブルフラワーランチも提供している。試食会は3回目で、これまで市や報道機関の関係者が中心だったが、魅力を多くの人に伝えてもらおうと今年は一般も招待した。

 同日は約30人が来場した。バイキングではあんこやずんだなどの定番をはじめ、ベゴニアの花びらを白ワインで煮詰めた色鮮やかな「ベゴニアソース」、きな粉にアーモンドを加えた「アーモンドきなこ」といった10種類の新作の味付けを披露。ビオラ、パンジーなどを食材に活用した「生春巻き」や「フラワーサラダ」など9品をセットにしたエディブルフラワーランチ、桑の葉を使った「桑クレープ」も振る舞われた。

 来場者は一品一品試食しながら好みの味を探し、改善点などをアンケートに記載。宮城県から訪れた岩渕喜丸さん(70)は「桜入りあんがおいしかった。食べた時にほのかに桜の香りがするのが良い」と笑顔。妻のいま子さん(67)は「アーモンドきなこが気に入った。普段は食べられない味があってうれしい」と話していた。

 同公園を運営する花泉観光開発の阿部敏明代表取締役は「ボタンなどの花々と一緒に、一関の特産の餅とエディブルフラワー料理を楽しんでほしい」と期待していた。

 もちバイキングは制限時間90分。料金は税込みでバイキングが1200円(小学生以下600円)、ランチが2000円、桑クレープは450円。バイキングとランチがレストランはずみ、桑クレープがベゴニア館喫茶コーナーで提供する。

 問い合わせは同公園=0191(82)4066=へ。

地域の記事をもっと読む

一関・平泉
2024年4月29日付
一関・平泉
2024年4月29日付
一関・平泉
2024年4月29日付
一関・平泉
2024年4月29日付