一関・平泉

いちのせき秋まつり 商工フェスタ開幕 自慢の地場産品販売 伝統芸能や踊り披露も

多くの人が訪れて特産品などを買い求めているいちのせき秋まつり商工フェスタ
ステージイベントも繰り広げられ、訪れた人たちを楽しませている(写真は新町自治会)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴いさまざまなイベントが中止される中、秋の一大イベント「いちのせき秋まつり商工フェスタ」(実行委主催)は24日、一関市の一関文化センター前広場となのはなプラザ、大町通りで開幕した。当初開催予定だったいちのせき産業まつりに、中止となった市内のイベントの要素を盛り込んで「つなぐ」をテーマに大規模に開催。商工フェスタには市内を中心に44業者・団体が自慢の地場産品や工業製品を展示・販売しているほか、伝統芸能や踊り、合唱などのステージイベントも多彩に繰り広げられ、一関の秋を盛り上げている。

 新型コロナの影響で、市内で春から集客イベントの中止が相次いだ中、産業まつりに中止された市内各地域のイベントの要素を取り入れてさらに内容を充実させて秋まつりとして開催することに。産業まつりと同様に商工、農業分野に分けて開催され、商工フェスタが第1弾となる。

 初日は開会式が行われ、実行委会長を務める勝部修市長が「コロナの影響はまだまだ続くので、楽しい中にも緊張感を持って秋まつりを乗り切っていきたい」とあいさつ。実行委関係者がバルーンを空に放って開幕を祝った。

 市内を中心とした業者・企業の商品を紹介する「地場産品バザール」と「ものづくり・企業エキスポコーナー」、手作り作品を展示する「なのはなマルシェ」、郷土料理などの「ふるさと味自慢コーナー」などを開設。訪れた市民らは、会場内のブースを巡りながら手に取ってじっくり品定めしていた。

 大町通りにはメインステージが設けられ、市内各地域の夏祭りなどで披露される予定だった踊りや演奏が繰り広げられた。同市千厩町の新町自治会は、毎年千厩夏まつりで披露している千厩音頭や千厩小唄を優雅に踊った。一関二高太鼓道場部は勇壮な太鼓演奏を披露し、訪れた人たちから拍手が送られた。同部の横井眞望部長(2年)は「大勢の観客の前で演奏するのは久しぶりで、ドキドキしていた。部の存在を知ってもらう機会になってうれしい」と喜んでいた。

 会場では入り口を限定し、受け付けで検温、マスク着用を要請したほか、来場した代表者の氏名、電話番号、住所、人数を記入、提出してもらうなど、感染防止対策を徹底している。

 最終日の25日は、午前9時30分から午後3時まで開催。市街地の通行が規制されることから、実行委は市役所と市街地を結ぶシャトルバスを運行している。秋まつり第2弾の農業フェスタは31日と11月1日に同市狐禅寺の市総合体育館、一関遊水地記念緑地公園で開かれる。

momottoメモ

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