県内外

つなぐ 記憶・教訓・絆 東日本大震災から10年

 長く激しい揺れ。建物が崩れて下敷きになるかもしれない。そんな恐怖が頭をよぎった。2011年3月11日の東日本大震災。内陸部でも家屋の全半壊をはじめ土木、農業施設の倒壊などが相次いだが、未曽有の災害の実態を知ったのは沿岸部の津波被害を知った時だった。さらに東京電力福島第1原子力発電所が水素爆発を起こし、広範囲に放射能が拡散。「東北、日本はどうなるのか」。そんな考えが湧き上がった。

 あれから10年。内陸は立ち直り、沿岸も復興の歩みが続くが、災害はまたいつ起きるとも知れない。10年という歳月を経て震災の風化も進んでおり、体験者一人ひとりが未曽有の災害を胸に刻み備えの大切さを伝えていくことが大事だ。

 沿岸出身記者の被災地ルポや被災地に関わり続けた人、震災当日生まれた赤ちゃんの成長などをたどり、震災後の10年を振り返る。

 

momottoメモ

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