奥州・金ケ崎
奥州市長選 小沢氏が正式出馬
小沢昌記奥州市長（６３）は１６日、同市水沢東町の水沢グランドホテルで記者会見を開き、２０２２年２月２７日告示、同３月６日投開票の市長選への立候補を正式表明した。市長選に立候補の意思を示しているのは４選を目指す現職小沢氏のみ。
小沢氏は３期１２年を振り返りながら「協働のまちづくりと行財政改革の歩みをここで止めることなく、課題の解決に向き合うことが責務と決意を新たにした」として出馬を表明。
その上で「協働のまちづくり」「行財政改革」の二つを基本姿勢とし、▽将来も安心・安定の地域医療▽便利さが実感できるデジタル化（ＤＸ）▽地域の宝を活（い）かすシティプロモーション―の三つを新たな強化戦略として基本方針を打ち出した。
４選出馬の動機については「市立病院・診療所改革プラン案の市民説明会で、説明不足でなく、経営上ベストの案が反対された。提案者としてしっかりした案を示す責任がある」と語った。市立医療機関については「統合ではなく新たな手法を組み立てる。いかに継続させるか、見直しをかけ、機能分担、連携により持続可能な体制をつくる」と考えを語った。
小沢氏は、東京経済大経営学部卒。水沢青年会議所理事長、旧水沢市議などを歴任。奥州市議会議長を辞して出馬した市長選で初当選し、現在３期目。
