奥州・金ケ崎

副市長人事に同意 奥州市議会臨時会

 奥州市議会臨時会は最終日の29日に本会議が開かれ、31日で退職する副市長の後任として前市議会議長の小野寺隆夫氏(65)の選任に同意した。小野寺氏の任期は4月1日から4年間。

 同日は人事5件、補正予算3件の計8件が追加提案された。

 人事は副市長、1月に退職した監査委員の後任に佐藤健司氏(64)=同市水沢=、議員任期満了に伴う議会選出監査委員に小野寺重氏(78)=同市前沢=、前任者の辞任に伴う固定資産評価員に羽藤和文氏(56)=同市水沢=、任期満了に伴う米里財産区管理委員7人の選任に同意した。

 補正予算は、2022年度一般会計が2億486万5000円、国保特別会計は73万6000円、浄化槽事業特別会計は143万2000円の追加補正。

 このうち一般会計では、倉成淳市長が就任時に設置を表明した政策アドバイザーへの業務委託料として55万円を計上。倉成市長は政策アドバイザーについて「1週間に1回程度、リモートで会議に出席してもらう。情報収集と分析に長けた人物。全国の情勢や先進事例の調査とデータ分析により、施策を効果的に進めたい」とした。

 このほか子宮頸(けい)がん予防接種委託料1億852万円、交渉が進められているものの今年度内に民間譲渡が不可能となった旧国民宿舎サンホテル衣川荘の引き渡しまでの維持経費として430万円が盛られた。

 議案審議に先立ち県競馬組合議会議員、県後期高齢者医療広域連合議会議員、奥州金ケ崎行政事務組合議会議員の選挙が行われ、菅原由和議長の指名推薦で当選人を決定。

 最後に、ロシアによるウクライナ侵攻に断固抗議する決議を全会一致で可決した。

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