奥州・金ケ崎

偉業達成 地元も歓喜 大谷選手2桁勝利、2桁本塁打 市民祝福、今後へ期待【奥州】

試合をテレビで観戦し、大谷選手の偉業達成を喜ぶ姉体地区の住民
大谷選手の104年ぶりの記録達成を祝って奥州市役所本庁舎に掲げられた横断幕

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(花巻東高出)が現地時間9日(日本時間10日)に大リーグで104年ぶりとなるシーズン2桁勝利と2桁本塁打を達成し、大谷選手の地元・奥州市水沢では喜びに沸いた。住民からは偉業をたたえ万歳が起こり、市役所には記録達成を祝う横断幕が掲げられた。

 大谷選手の故郷である同市水沢姉体町の姉体地区センターでは、記録が懸かったアスレチックスとの試合をテレビ観戦。小学生から高齢者まで約20人が集まり、先発した大谷選手の投球を見守った。

 無失点の好投に4番ウォードの3点本塁打が力強い援護となり、会場は一気に明るい雰囲気に。終盤に入ると「あと2人」「あと1人」との声が上がった。後続の投手が相手の反撃を断ち試合が終了すると、大きな拍手に続いて万歳で「野球の神様」に迫る記録を祝った。

 観戦した吉田尋さん(水沢南中学校2年)は野球部に所属しており「三振を取るシーンを楽しんで見た。大谷選手を見ていて『自分も頑張ればそこまで行ける』という気持ちになった。これからももっと頑張ってほしい」と熱く語り、姉体町振興会の菅原芳己会長(74)は「ようやくベーブ・ルースの記録の重圧から解放されたのでは。大谷選手の故郷として、悪いことの起きない地域づくりをすることが最大の恩返しと思っている」と笑顔を見せた。

 また、市役所本庁舎東側には、大谷翔平選手ふるさと応援団が今回の記録達成を祝う横断幕を掲出。会長の倉成淳市長は「まさに『桁違い』の活躍。この記録で大谷選手の存在感はさらに大きくなり、今後も二刀流の日本人メジャーリーガーとして未知の領域を開拓してくれると感じる」と祝福のコメントを出した。

momottoメモ

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