奥州・金ケ崎

市街地への誘客期待 サイクルステーション まちなか交流館登録【奥州】

いわてサイクルステーション登録で、多くの利用に期待する奥州市まちなか交流館スタッフら

 奥州市水沢横町の市まちなか交流館は、県の「いわてサイクルステーション」に登録された。自立しないスポーツタイプの自転車のサドルを引っ掛けて駐輪できる「サイクルラック」を新しく出入り口付近に設置するなどして、ツーリング客らの休憩スポットの役割を担いながら、複合商業施設メイプル閉店で客足が遠のく市街地への誘客に力を入れる。

 同館は、まちづくり奥州(板屋吉治代表取締役)が指定管理者。メイプル西館1階に入居し、閉店後も公的テナントの一つとしてイベントスペースを休憩や待ち合わせの場所に開放しているほか、各種イベントを開催するなどしている。レンタサイクルも行っていることから、スタッフも「自転車は市街地を巡るのに利便性が良い」と感じているという。

 同ステーション登録は市内初となった。同館では登録へ向け、近年利用が拡大しているロードバイクやクロスバイクといったスポーツタイプの自転車に対応する空気入れポンプ、修理用工具を新たに購入するなどして準備を進めてきた。これらは希望に応じて随時貸し出す。

 また、同館出入り口付近に、目印として県から交付されたのぼり旗を立て、館内に「登録証」を掲示した。

 同ステーションは、県自転車活用推進計画に基づき、2022年4月に登録制度がスタート。県内各地の道の駅や宿泊施設などで登録が進んでいる。同館の登録は県内59施設目で、観光・公共施設などとしては20施設目となった。

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