一関・平泉

この思い 鶴に乗せて(5)JAいわて平泉女性部花泉中央支部2020年度役員の皆さん

JAいわて平泉女性部花泉中央支部2020年度役員の皆さん。手前左から時計回りに佐藤さん、六角さん、栗原さん、菅原さん

 「1人よりみんなで折ったほうが10倍、20倍の力になるよね」と笑顔を交わす、JAいわて平泉女性部花泉中央支部の2020年度役員の皆さん。役員7人が周囲に声を掛けて岩手日日に掲載された専用折り紙を集め、折り鶴162羽を届けてくれました。「指よりちゃっこい鶴だもの、難しくて」「夜なべして丹精込めて折ったのよ」と話に花を咲かせます。

 音頭を取ったのは支部長を務めた佐藤セイ子さん(74)=一関市花泉町金沢=。「献身的に働く医療従事者の皆さんに心打たれ、常日頃『お疲れさま』と伝えたかった」と、企画「感謝の千羽鶴」への参加を役員みんなに呼び掛けました。六角みの子さん(68)=同町油島=は「実際にお手伝いできることはなかなか見つからないが、応援の気持ちが形になって良かった」、栗原さわ子さん(70)=同町涌津=は「162羽も届けることができたのは協力してくれた皆さんのおかげ。少しでも力になればうれしい」と振り返ります。菅原登喜子さん(73)=同町永井=は「全国的な感染拡大のニュースを見るが、岩手はまだ抑え込めている。自分でできる対策をしっかりやり、ワクチンも打つ予定です」と話していました。

momottoメモ

新型コロナウイルスの感染拡大の影響が続く中、医療を支える人たちに感謝の気持ちを伝える岩手日日新聞社の企画「みんなからのありがとう―感謝の千羽鶴―」は、読者の皆さんのご協力で約1万5000羽の折り鶴が寄せられました。

「少しでも心の支えに」「皆さんの対策のおかげ」「感謝の気持ちでいっぱい」。

添えられたメッセージには、伝えずにはいられないねぎらいの言葉がたくさんありました。折り鶴を託してくださった皆さんに、一羽一羽に込めた思いを聞きました。(随時掲載)


(1)デイサービスセンターひまわり

(2)苫小牧市立啓明中学校

(3)金野豊子さん

(4)熊谷久恵さん(協同組合一関卸センター)

(5)JAいわて平泉女性部花泉中央支部2020年度役員の皆さん

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